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michinari

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■石油は貴重な資源である

電気をつくったり、車を走らせたり、プラスチックや化粧品を作るのにも石油は使われています。現代社会にとって必要不可欠な存在である存在ですが、もともとは何から出来ているのかと化石燃料と呼ばれるように古い時代に生きていた動植物の死骸が地面に埋もれて圧力や熱で変化したものです。

採掘は日本でも行うことが出来ますが、巨大な油田があるのは中東です。その理由は、かつて世界がパンゲアという大きな大陸であったことにあります。パンゲアは大陸移動によって複数に分かれていくのですが、その中で中東にあたる部分はテチス海という内海だった時期があります。

そのテチス海では二酸化炭素の量が多く、気温が高いことから海に生息する藻などの植物がよく育ちました。それらの植物は、やがて死骸となり海に堆積していくのですが、その状態で留まり内海に閉じ込められて守られたまま年月が過ぎました。

やがてテチス海に積もった有機物は酸欠のために微生物に分解されることもなく、熱と圧力によって石油へと変わったのです。

気が遠くなるほどに長い年月をかけてつくられた貴重な資源で、人間が社会を維持するために消費してしまったら、それだけ地球に存在する量が減ってしまいます。木材であれば植樹をして増やすことができるでしょうが、化石燃料は人の手でつくるのは難しいです。

実のところ、人工的に石油を作ろうという研究はされており、似たようなものを作ることには成功しています。しかし、それは石油の代替品として普及する段階までには至っていません。

■石油は本当に無くなるのか?

さて、限りある資源という話題をするとき、あと何年で枯渇するのか?ということがよく言われます。しかし、その年数はどんどんと短くなるどころか長くなるという奇妙な現象により、混乱する人も少なくありません。  引用元「長岡石油の特徴と歩み | 経営talkオンライン

それは、なぜなのかというと一つは電気自動車やLED蛍光灯など省エネ技術の普及により無駄なエネルギー消費が減ってきていること、もうひとつは採掘技術が進歩してこれまでは人の手が入ることのできなかった部分まで掘れるようになったこと、さらにシェールガスなど代わりとなる資源がでてきたことが理由として挙げられます。

本当に枯渇する資源なのか、というと、それに疑問を投げかける人は少なくありません。疑問を抱く根拠として、有機物が変化した化石燃料ではなく地下の炭酸水素が変化したものではないかという無機起源説というものがあります。

無機起源説の根拠となるものも多く出てきており、どちらが正しいのかということで意見が分かれています。もし、無機物によって出来ているのであれば、エネルギー問題は技術で解決できる可能性が残されます。

このように石油は便利な資源ですが、具体的にそこからは何が出来るのかを見てみましょう。油田で採掘されるのはすべてのもととなる原油と呼ばれる状態です。何も手を加えておらず、赤黒い粘り気の強い流体です。それがタンカーなどで世界中に運ばれます。日本は産出国ではなくほぼ100%ちかくを中東から原油を輸入しています

■石油製品には税金が課せられている

輸入された原油は国が管理する国家備蓄、国内のタンクを産油国の会社にレンタルすることで東アジアの拠点として活用する(日本が不足するときにはその在庫を優先的に使えるようにする)産油国共同備蓄、民間企業がそれぞれでタンクを持つ民間備蓄の3種類で管理されます。

備蓄された原油は国内の製油所で精製していろいろな種類にわけられます。精製というのは原油を加熱炉で高熱で熱することで蒸気にして常圧蒸留装置の中にいれます。蒸留塔は上になるほど温度が下がるようになっており、ガス、ガソリン・ナフサ、灯油、軽油、重油・アスファルトというようにわけられていきます。

ガスというのはLPガスのことで、家庭で使われたり、日本で走るタクシーはほとんどがガスを燃料にしています。タクシーがガスで走るのは、安価で環境に対する影響も少ないので企業の経営に有利だからです。

それからガソリン・ナフサがガソリン車の燃料や合成ゴム・プラスチックなどに使われます。ガソリンだと沸点が30度から200度と低いので、常温でガソリンが漏れてしまうと気体になって印加する危険性が高いので注意して取り扱わなければいけません。

灯油はストーブやジェット機の燃料となります。ガソリンよりも着火点は低いですが、揮発しにくく引火が高いです。更に軽油はトラック・バスなどの燃料に、重油は船や火力発電所の燃料という具合に用途が分かれます。

ガソリンと灯油は無色透明なので、沸点の違いがあるとはいえ見た目で区別をすることが難しいです。ですから間違って使用しないようにガソリンにはオレンジ色の着色剤で混ぜられています。

このようにつくられた各種石油製品には多くの税金が課せられています。例えば車を動かすのに使うガソリンを入れようとするとき、その4割が税金です。そしてその税金はほとんどが道路整備など特定財源として使われています。

UNICEFはどんな組織?その活動内容は?
原発は廃止するべきです。