UNICEFはどんな組織?その活動内容は?

最終更新日 2023年3月27日

ユニセフ

UNICEFとは?

UNICEFは第二次大戦で犠牲になった子どもたちの救済を目的とし、1946年に国際連合国際児童緊急基金という名前で設立された国際連合の機関です。

UNICEFは主に発展途上国の児童に対して援助を行っています。
この組織の主な活動分野として挙げられているのが9つの活動分野で、保健、HIV/エイズ、水と衛生、栄養、教育、子どもの保護、インクルージョン、ジェンダーの平等、そして緊急支援・人道支援です。

>>日本ユニセフ協会との協力関係

保健は乳幼児期の適切なケアが幼い子どもたちの命を守って、健やかな未来をつくるという考えで行われています。
HIV/エイズは母子感染予防や青少年に対する感染予防など、治療ケアでエイズのない世代をという考えで行われています。

水と衛生では安全な水と衛生的な環境がすべての命を守るために不可欠という視点から取り組みが行われています。
栄養では、適切でバランスのとれた栄養が子どもの知能や身体の健やかな発達を支えるという考えがとられています。

教育では未来を担う子どもたちに投資をするという考えで、子どもの保護では児童労働や児童婚、暴力などから子どもたちを守る活動が、インクルージョンでは、だれもが受け入れられる社会を目指し、政策提言や子どもたちへの支援が行われています。

そして、ジェンダーの平等では教育や社会参加などで、女の子と男の子が平等な機会を得られるために支援が提供されています。
さらに、緊急支援・人道支援では、災害や紛争地域で最も犠牲を強いられるのは子どもたちであるという視点から人道的支援活動等が提供されています。

世界のすべての子どもの命を守っていくUNICEFの使命

UNICEFでは最も支援が届きにくい子どもたちを最優先とした多様な活動が行われており、世界のすべての子どもの命を守っていくことで明るい未来をつくるため、190の国と地域でこれらの活動が展開されているのです。

UNICEFのこれらの活動エリアの中の、保健については、全ての子どもたちが乳幼児期に十分なケアを受けて守られることで、よりよい人生を送ることができるように、予防接種の普及活動や安全な水や衛生的な環境の確保のための活動、母乳育児の推進や栄養改善などについて総合的に支援活動を行っています。

現在、世界で5歳の誕生日を迎えることなく亡くなる子どもたちが年間540万人います。
もしも安全な水やワクチンがあればこうしたことを防ぐことができるのです。

UNICEFでは全ての人に健康と福祉をという考えに基づき、2030年までに新生児と5歳未満児の予防可能な死亡を根絶するということを目標とした取り組みがなされています。

数百万人もの子どもたちが重度の急性栄養不良で命が危うい状態に・・・

こうした若い命が失われている現象は栄養不足が原因になっているケースも多いのです。
毎年、数百万人もの子どもたちが重度の急性栄養不良で命が危うい状態に置かれているのです。

栄養不良は健康に育つために必要なバランスのとれた栄養を摂取できていないという状態になっており、そのことで発育阻害や消耗症、低体重などの状態がもたらされてしまうのです。

そして、栄養不良の子どもたちには複数の形態が見られる場合もあるのです。
栄養不良の子どもたちは健康に育つことができず、病気にかかりやすくなります。

そして、病気にかかったら治りにくい原因ともなります。
そのため、栄養分野に投資を行うことはとても優先事項と考えられているのです。

また、子どもたちが健康に生きていく上で、水と衛生も大きな問題になっています。
汚れた水や不衛生な環境では、感染症が広がりやすく、下痢などで命を落としてしまう子どもたちも多くいるのです。

衛生的な環境で生活することができるようにトイレを設置する活動も行っている

UNICEFは多くの子どもたちに清潔で安心して飲める水を届けられるよう井戸などの給水設備を作る活動などに取り組んでいます。
そして、衛生的な環境で生活することができるようにトイレを設置する活動も行っています。

学校教育や保健所を通じ、子どもたちが石けんを用いて正しい方法で手を洗打習慣を形成するための取組を広く行っているのです。
この組織は第二次大戦で犠牲となった子どもたちの救済を目的として、1946年に国際連合国際児童緊急基金という名称で設立された国際連合機関です。

この組織は主に発展途上国の児童に対して援助を行っているのです。
世界には子どもたちが若くして命を落としてしまう状況があります。

そのような状況を改善していくために、この組織では栄養支援や保健活動や衛生的な水と環境を実現するための活動などが行われているのです。
そして、最も支援が届きにくい子どもたちを最優先として活動を行っています。

そして、そのような活動を支えるための募金活動や広報活動、アドボカシー活動等を行っています。
全ての人に健康と福祉をという考えに基づき、保健分野の取り組みでは2030年までに新生児と5歳未満児の予防可能な死亡をなくしていくということを目標としています。

この団体はそれぞれの分野で目標を立て、その目標を達成するための活動が行われているのです。


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