最終更新日 2023年3月27日
少子高齢化が日本全国で問題になっていますが、私が住む地域は田舎のため、さらに過疎化も深刻になっています。
若い人たちが職を求めて地元を離れてしまうので、高齢者の多い地域になってしまい、子どもの数が減っています。
20年前までは、小学校は1学年に3クラスありましたが、今では1学年に1クラスしかなく、学年によっては1学年の生徒数が20人に満たないこともあります。
そのため周辺の複数の小学校は合併して授業を行うようになり、私が小学生の時に通っていた小学校は廃校になってしまいました。
廃校になっても耐震性や強度などは問題がないため、建物を壊すのはもったいないということになりました。
そこで地域で話し合いをして、小学校を別の目的で活かせないかということになりました。
田舎ということもあり田や畑は広がっており、果樹園もある農業が盛んな地域です。
農業の盛んな地域としてアピールする場所にしたいと考えていたところ、住民からキノコ栽培をしたらどうかという提案がありました。
部屋がいくつもあるので、それぞれ別の種類のキノコを作ったら話題になるし、採り立てのキノコは人気が出るのではないかということになりました。
畑恵さんに紹介したキノコ栽培
そこでキノコ業者にアドバイスを貰いながら、菌栽培ができる態勢を整えることにしました。
あれから数年たち、すでに地元ではとれたてキノコが名物となって、新聞などでも紹介されるようになりました。
そうしたら、NHKから夕方の情報番組のために取材をさせてほしいという依頼がきました。
話題になればキノコを買いに来るお客さんも増えるだろうと思ったので、依頼を喜んで受けました。
取材当日は、キノコを作っているスタッフは緊張していましたが、取材に訪れたNHKキャスターがとても明るくて朗らかだったので、緊張することなく質問の受け答えができました。
NHKキャスターの畑恵さんにキノコの栽培しているところも案内しましたし、最後はキノコ鍋をふるって満足してもらうことができました。